旅行ハプニングシリーズ〜暗闇で犬に追いかけられる編〜
11月初めにイタリアのボローニャ周辺を旅行して来ました!
ミュンヘンからボローニャまで夜行列車で向かい、レンタカーで地図のルートを4日間ほどのんびり旅しました。
食べるのが大好きな私達は普段旅行に出かけると、現地の食べ物はもちろん食べますが、大抵途中から飽きてしまうので1食か2食ほどはアジア料理を食べてみたり、違う国の料理を食べます。
しかーし!今回は4日間ぶっ通しでイタリア料理でも全然飽きませんでした!!
犬に追いかけられる前に、いくつか何を食べたか紹介していきます!
ボローニャ市内
一日目の昼で行ったこちらのお店: Sfoglia Rina
生パスタを販売しているお店で、店内の雰囲気も食べ物もとっても良かったのでおすすめです。
私はボローニャにせっかくいるのでTagliatelle Bologneseを、Raseruはほうれん草と洋梨のGnocchiを注文しましたが、なんと写真のパンと前菜のようなスープのような何か(とっても美味しかったです!)が付いて各11ユーロほどでした!(ワインは別です)
ボローニャでは他にも到着が早朝すぎてどこも空いていなくてMcDonald行ったり色々食べましたが、上のお店が一番印象的でした。
あとはたまたま、HOKUSAI ☆HIROSHIGE展をやっていたので観に行きました。
パルマ
初日の夜は車ですぐのパルマで夕食を取りました。Parmaは名前からわかるように、パルマハム(prosciutto di parma)やパルメジャーノレッジャーノ(parmigiano reggiano)で有名な場所ですね!食べるしかない!
夕食で向かったI Tri Siochettはミシュランガイドにも載っている有名店で、街の中心からだいぶ離れたところに位置していても大繁盛でした。
Raseruは普段寒くても半袖を着て強がっていますが、この店に入ってみたらTシャツを着ているのが自分しかいなくて少し恥ずかしがっていました。
特にメインの前に注文したパルメジャーノレッジャーノが口の中で革命が起きるほどの美味しさでした。
写真のチーズは3つのグループに分けられていますが、それぞれ熟成された年数が数年単位異なります。同じチーズなのにここまで味が異なることが驚きでした。お好みで蜂蜜をつけていただきます。
翌日は市内を散策後、地元の人じゃないとなかなか入りづらい感じのプロシュート店?Enoteca Fontanaに行きました。基本的に地元のおじいちゃんたちが集まって好きなプロシュートを選んでサンドイッチにして食べるお店ですが、ワインやパスタもいくつか頼めました。
んまい!(雑)
さて本題に入ります。
3日目からはLa Speziaという海沿いのリゾート地から車で20分ほど離れた山の上の家に宿泊しました。
日中はPortovenereという絶景スポットを目指してハイキングしたりできる素敵な街です。
さて、日もすっかり暮れたので夕ご飯を食べに、Airbnbから歩いて15分ほどのレストランに行ってみようということになりました。
車道を通っていけば15分で簡単に到着できる道ですが、Raseruが
「この小道通っていこう!」
と提案。もともと地図を見て小さい道を通ったりするのが大好きな彼。
地図を確認すると何もない畑というか森を通っているようなので、流石に暗いし泥っぽかったからやめない?っと提案しましたが「近道だから」と譲りません。
仕方なくついていくことにしました。
ちなみに地図では上のルート。
「いや、森じゃん」って思いませんでしたか??!?!?!!
その時私はお腹が空いていたので、とりあえず早く着ければいいや、程度に考えていました。
しかし、まだ家がポツポツとある中間地点らへんまで歩いているだけで家の中から犬が出てきて最初の5分位の道のりで7匹の犬に吠えられました。
その時点でもうだいぶ暗く、家の外灯だけが頼りでしたが、なんとか吠える犬から逃げるように最後の家の横を通り過ぎると、Raseruが言いました。
「This way」
指差す方向を見ると、
「いや、森じゃん」
もうあれですね、完全に農家の人が畑に行く時に使うだけの道レベルの道です。もちろんライトも一切なくて漆黒の闇です。草も生い茂ってます。
さすがに、だいぶビビりな私は無理無理と断りましたが、じゃあ犬に吠えられながら元の道戻る?と脅諭され、それもなんだかなぁと思いつつもRaseruは先に進んでしまったので私も携帯のライトを付けついていきました。
草もトトロのトンネル並みに生い茂っていて屈まないと進めず、しかもなぜかいばらの道のような刺々しさで、私はひたすらブツブツ文句を言いながら進みました。もう怖くて前しか見れません。
そして地図の☒の地点に到着すると、
フェンス(閉)
……えぇー。
ここでもう私は「はい戻ろう!」「さぁ戻ろう!」と連呼しましたが、
Raseruが
「こっちにの畑に出てみたら抜けられるかもしれない。」
と進んでいってしまいました。
これあれだよね?完全にホラーの展開だよね?死ぬパターンだよね?フラグだよね?
地図で言う上の方に抜けていくと少し開けた畑に出ました。
開けた、と言ってもまだ漆黒の闇です。
そこらを少しウロウロしてみましたが、残念ながら下の車道に抜けられそうになく、もと来た始めの車道に戻ったほうが近そうということで畑道を奥に進んでいくことにしました。
遠くから犬が吠えるのが聞こえてきます、50メートルほど先の畑の真ん中にある家(真っ暗)に住んでいるのでしょう。
遠くから犬が……
犬…
犬が
こっちに
走ってきてるー!!!!!!!!!!
(絶望)
遠くの家から黒い大型犬が飛び出してきて私達に向かって吠えながら一目散に走ってきます。
絶望。
「あぁ…MASTERキートンのあれやらなきゃ。服を腕に巻きつけて噛ませるあれ。あぁでも水場がない。」
とかそんなことを考えていました。注:MASTERキートンのあれは軍用犬です。
犬があと20メートルというところで一旦スピードを落としたので、私たちは犬の方を見ながら後ずさります。
普段キリンさんのように大人しいRaseruですが私の前に立って必死に追い払おうとしてくれました。やるじゃん。いや元凶君だけどね。
犬は、番犬として忠実に役割を果たしていただけのようで、吠えまくってはいましたが、私達が後ろに下がる限り飛びかかってくる様子はありませんでした。
そうしてやっと犬を引き離し元の道を帰って夕食を抜いて寝ましたとさ!
(このあと喧嘩したので夕飯は抜きになりました)
しかし、犬にしてみればそうですよね、あんな夜の人っ子一人こないようなところで怪しげなよそ者が歩いてたらそりゃ吠えるわ。って感じです。
いや忠犬としては立派です!
でもさ…
放し飼いはやめよう。
(完)
ミュンヘンからボローニャまで夜行列車で向かい、レンタカーで地図のルートを4日間ほどのんびり旅しました。
帰りはボローニャから飛行機で。
食べるのが大好きな私達は普段旅行に出かけると、現地の食べ物はもちろん食べますが、大抵途中から飽きてしまうので1食か2食ほどはアジア料理を食べてみたり、違う国の料理を食べます。
しかーし!今回は4日間ぶっ通しでイタリア料理でも全然飽きませんでした!!
犬に追いかけられる前に、いくつか何を食べたか紹介していきます!
ボローニャ市内
一日目の昼で行ったこちらのお店: Sfoglia Rina
ここを選んだ理由は高レビューなのと親友の名前が入ってたからです。
生パスタを販売しているお店で、店内の雰囲気も食べ物もとっても良かったのでおすすめです。
ボローニャでは他にも
あとはたまたま、HOKUSAI ☆HIROSHIGE展をやっていたので観に行きました。
北斎と広重の作品を集めたくなりましたが版画も小学校以来にやりたくなりました。
パルマ
初日の夜は車ですぐのパルマで夕食を取りました。Parmaは名前からわかるように、パルマハム(prosciutto di parma)やパルメジャーノレッジャーノ(parmigiano reggiano)で有名な場所ですね!食べるしかない!
夕食で向かったI Tri Siochettはミシュランガイドにも載っている有名店で、街の中心からだいぶ離れたところに位置していても大繁盛でした。
Raseruは普段寒くても半袖を着て強がっていますが、この店に入ってみたらTシャツを着ているのが自分しかいなくて少し恥ずかしがっていました。
これで6ユーロほどでしたがだいぶお腹いっぱいの量です。
特にメインの前に注文したパルメジャーノレッジャーノが口の中で革命が起きるほどの美味しさでした。
写真のチーズは3つのグループに分けられていますが、それぞれ熟成された年数が数年単位異なります。同じチーズなのにここまで味が異なることが驚きでした。お好みで蜂蜜をつけていただきます。
出典:「グラップラー刃牙」(31)
(注)美味しかったので大丈夫です。
翌日は市内を散策後、地元の人じゃないとなかなか入りづらい感じのプロシュート店?Enoteca Fontanaに行きました。基本的に地元のおじいちゃんたちが集まって好きなプロシュートを選んでサンドイッチにして食べるお店ですが、ワインやパスタもいくつか頼めました。
ワインがすすみます。
んまい!(雑)
さて本題に入ります。
3日目からはLa Speziaという海沿いのリゾート地から車で20分ほど離れた山の上の家に宿泊しました。
日中はPortovenereという絶景スポットを目指してハイキングしたりできる素敵な街です。
Riomaggioreというハイキングスタート地点
私達は人が全然いない少し長めのコースでした。
ハイキングの終着地点Portovenere
さて、日もすっかり暮れたので夕ご飯を食べに、Airbnbから歩いて15分ほどのレストランに行ってみようということになりました。
車道を通っていけば15分で簡単に到着できる道ですが、Raseruが
「この小道通っていこう!」
と提案。もともと地図を見て小さい道を通ったりするのが大好きな彼。
地図を確認すると何もない畑というか森を通っているようなので、流石に暗いし泥っぽかったからやめない?っと提案しましたが「近道だから」と譲りません。
仕方なくついていくことにしました。
星が終着地のレストラン
ちなみに地図では上のルート。
「いや、森じゃん」って思いませんでしたか??!?!?!!
その時私はお腹が空いていたので、とりあえず早く着ければいいや、程度に考えていました。
しかし、まだ家がポツポツとある中間地点らへんまで歩いているだけで家の中から犬が出てきて最初の5分位の道のりで7匹の犬に吠えられました。
その時点でもうだいぶ暗く、家の外灯だけが頼りでしたが、なんとか吠える犬から逃げるように最後の家の横を通り過ぎると、Raseruが言いました。
「This way」
指差す方向を見ると、
「いや、森じゃん」
もうあれですね、完全に農家の人が畑に行く時に使うだけの道レベルの道です。もちろんライトも一切なくて漆黒の闇です。草も生い茂ってます。
さすがに、だいぶビビりな私は無理無理と断りましたが、じゃあ犬に吠えられながら元の道戻る?と
草もトトロのトンネル並みに生い茂っていて屈まないと進めず、しかもなぜかいばらの道のような刺々しさで、私はひたすらブツブツ文句を言いながら進みました。もう怖くて前しか見れません。
そして地図の☒の地点に到着すると、
フェンス(閉)
……えぇー。
ここでもう私は「はい戻ろう!」「さぁ戻ろう!」と連呼しましたが、
Raseruが
「こっちにの畑に出てみたら抜けられるかもしれない。」
と進んでいってしまいました。
これあれだよね?完全にホラーの展開だよね?死ぬパターンだよね?フラグだよね?
地図で言う上の方に抜けていくと少し開けた畑に出ました。
開けた、と言ってもまだ漆黒の闇です。
そこらを少しウロウロしてみましたが、残念ながら下の車道に抜けられそうになく、もと来た始めの車道に戻ったほうが近そうということで畑道を奥に進んでいくことにしました。
遠くから犬が吠えるのが聞こえてきます、50メートルほど先の畑の真ん中にある家(真っ暗)に住んでいるのでしょう。
遠くから犬が……
犬…
犬が
こっちに
走ってきてるー!!!!!!!!!!
(絶望)
遠くの家から黒い大型犬が飛び出してきて私達に向かって吠えながら一目散に走ってきます。
絶望。
「暑い日」より。私が何をしようとしていたのかは読んでみましょう。名作です。
「あぁ…MASTERキートンのあれやらなきゃ。服を腕に巻きつけて噛ませるあれ。あぁでも水場がない。」
とかそんなことを考えていました。注:MASTERキートンのあれは軍用犬です。
犬があと20メートルというところで一旦スピードを落としたので、私たちは犬の方を見ながら後ずさります。
普段キリンさんのように大人しいRaseruですが私の前に立って必死に追い払おうとしてくれました。やるじゃん。
犬は、番犬として忠実に役割を果たしていただけのようで、吠えまくってはいましたが、私達が後ろに下がる限り飛びかかってくる様子はありませんでした。
そうしてやっと犬を引き離し元の道を帰って夕食を抜いて寝ましたとさ!
しかし、犬にしてみればそうですよね、あんな夜の人っ子一人こないようなところで怪しげなよそ者が歩いてたらそりゃ吠えるわ。って感じです。
いや忠犬としては立派です!
でもさ…
放し飼いはやめよう。
(完)
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